フッ素塗布は慎重に
骨硬化症はめったに見られるものではなく、極めて高濃度のフッ素を含む井戸水を飲んでいる人に見られたという報告が1、2例あった程度です。
急性中毒というのは、たくさんの量を1度に飲んだようなときに起こるものです。
フッ化ナトリウムを間違って飲んで、ごく初期の急性中毒症状(不快感、悪心など)を起こす量は、体重30キログラムの子供で6ミリグラムぐらいと言われます。
これはフッ素洗口に使われる溶液(100PPmフッ素溶液)を60ミリリットル(使用量10ミリリットル)ぐらい飲んだことに相当します。
うがい剤を通常使用量の6倍も飲み込むことは普通には起こり得ないことです。
ただし、高濃度のフッ化物溶液を用いるフッ素塗布を、小さな子供に対して粗雑に行なうと、初期の急性中毒症状を起こすことはあり得ることです。
フッ素塗布は出来るだけ慎重に行なわれなくてはいけない理由は、ここにあります。